ITmedia Mobileによると、2014年3月10日~3月16日の期間を対象に全国の家電量販店でのPHSとデータ通信端末の販売データを調査した結果、WiMAX+対応端末である「HWD14」がデータ通信端末で1位だったことが分かった。
同ランキングによるとHWD14はこれで4週連続1位だったことになる。
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1403/20/news116_2.html
WiMAX2+契約者数が確実に増加中
現時点でWiMAX2+に対応しているモバイルルーターはHWD14の1機種のみです。NECアクセステクニカなどから新機種の登場や、au夏モデルとしてWiMAX2+搭載のスマートフォンやタブレットが出ることが期待されていますが公式な発表は未だありません。
このため「HWD14販売数≒WiMAX2+加入数」ということができます。
ランキングだけでイーモバイルの契約数以上にWiMAX2+契約数が増加しているとは結論できませんが、WiMAX2+ユーザーが確実に増加していることが分かります。
HWD14のレビューには悪い評価が多いのも事実です。が、実はイーモバイル等他社の製品レビューも度悪い場合があります。ユーザーにとっては良いことではないですが、2社を比較してよりネガティブ要素の少ない方としてHWD14を選ぶ方もいるかもしれないと思いました。
ただHWD14の機種に対する評価はさておき、少なくともSNS上でのWiMAX2+に対する最近の評判は好評の感想や期待感が目立つようになっているように感じます。
HWD14に関してもこれまで3度のファームウェアアップデートを行ってきており発売当初よりは扱いやすくなってきていると思われます。とりわけ発売当初指摘されていた従来電波のWiMAXに対するシステムは大分改善されています。
これまでに行われたHWD14の主なファームウェアアップデートには以下のものがあります。
○WiMAX通信で圏外から圏内に復帰したときの接続時間の短縮(アップデート第一次)
○WiMAX通信時の通信速度がより安定(第二次)
○WiMAX通信において電波が弱い場所における通信速度を改善(第三次)
HWD14はWiMAXのみ対応のモバイルルーター等に搭載されている「WiMAXハイパワー」には非対応のようですが上記のアップデートによりWiMAXの利用も快適になってきていると考えられます。
またサービス開始当初と比較して現在は広範囲にわたってWiMAX2+が利用できるようになっています。当時は今以上にWiMAX電波も併用する必要がたくさん生じていたユーザーが多かったと思われますが、現時点ではWiMAX電波に頼らずに利用できているユーザーもかなり増えていると思われます。
このようにWiMAX2+の端末改善だけでなくWiMAX2+エリアなどのインフラ整備が整ってきたという要素もWiMAX2+契約者数が増加し続けている理由かもしれません。