彗星のごとく登場した容量無制限のWiFiモバイルルーターサービス「FUJI WiFi」とWiMAX2+のサービスを比較してみました。
FujiWiFiはかなりお得なモバイルルーターサービスとも評判ですが、実際のところどうなのでしょうか。
Fuji WiFiとWiMAXの比較ポイントはココ!
Fuji WiFiとWiMAX2+のどちらを利用するか見極める上で大切な比較ポイントは以下の3つです。
★契約期間の違い
★無制限通信プランの違い
★料金の違い
上記3点がWiMAXとどう異なるのか、料金や通信速度を比較するとどちらが良いのか解説していきたいと思います。
Fuji Wifiは契約期間縛りがない
WiMAX2+の最低利用期間は2年となっており、期間内に解約する場合は違約金が発生します。
一方でFuji WiFiにはこうした「縛り」がないためいつでも違約金なしで解約することができます。
半年だけや、2年未満などの利用をするつもりの方にはFuji WiFiはおすすめですね。
100GBプランと無制限プラン
Fuji WiFiには2つの料金プランがあります。
■いつも快適プラン(月間容量制限無し) 月額4480円
■月間100ギガプラン 月額3696円
上限を気にせず利用したい方であれば「いつも快適プラン」という選択肢がありますが、使い方によっては月間100GBも要らない場合もあるでしょう。
たとえば私の場合家の固定回線の月間使用量は2人で30GB~60GB程度です。動画も毎日見ますがこの程度です。
通信量を消費する主なコンテンツが動画であれば月間100GBで十分かもしれません。
動画の視聴に加えオンラインゲームをする場合など大量のデータ通信を行うような場合は無制限プランの方が良いかもしれませんね。
WiMAXとの料金比較
WiMAX2+は7GBプランと容量無制限のギガ放題プランがありますが、ここではギガ放題プランとFuji WiFiのプランを比較してみましょう。
ギガ放題の基本月額は、1か月目~2か月目は3609円、それ以降は4263円となります。
基本月額と比較するとFuji WiFiの100GBプランの方が安くなります。
ただしWiMAX提供会社(MVNO)によっては2~3万円のキャッシュバックをしていたり、月額割引プランもあるため必ずしもFujiWiFiの方が安いとか限りません。
こうしたWiMAX2+のキャンペーンで実質月額3000円ちょっとで利用することが可能です。
またauスマホユーザーであれば割引を適用して実質月額2000円ちょっとで利用も可能です。
2年利用であれば圧倒的にWiMAX2+が安くなります。
(WiMAX2の実質料金について詳しくは最安のWiMAXキャッシュバックキャンペーン)
初期費用
Fuji WiFiは月額基本料のほかに初期費用として契約事務手数料が2000円、モバイルルーターの充電ACアダプター代に300円の合計2300円がかかります。
WiMAX2+は契約事務手数料は3000円となっています。
モバイルルーターについて
Fuji WiFiのモバイルルーターはレンタルという形をとっています。レンタル料は月額基本料に含まれています。
なので契約が終われば最終的には返却することになります。
WiMAX2+モバイルルーターに関しては基本的には0円で得ることができ、契約終了後も返却の必要はありません。
通信速度比較
Fuji WiFiはソフトバンクの回線を利用しており、WiMAX2+はKDDIの独自の回線を利用しています。
どちらも格安SIMのように狭い帯域を利用しているわけではないため安定した高速通信ができます。
通信速度制限比較
Fuji Wifiの100ギガプランは100GBを超えるまでは通信制限はかからないようです(100GBを超えた後は128kbpsに制限)
一方で容量無制限の「いつも快適プラン」については公式サイトにこのように書かれています。
通信会社の判断により「異常な通信利用量のヘビーユーザーである」とみなされた場合には制限が発生する場合がございます。
具体的な数値は明示されていませんが、通信制限がかされる場合があります。
通信制限がかかると通信速度は128kbpsまで落ちてしまいます。
制限はその月ずっと解除されないようで、代替機を送って貰うことで引き続き高速通信ができます。
公式サイトにはこのように書かれています。
利用規約に準じ、「4G/LTEいつも快適プラン」をご利用のお客様で速度制限が発生した場合、
毎月19日(次回支払日より起算して7日前)から代替機の請求を行うことができます。
※ご希望のお客様は事前に弊社までご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
※お客様よりお送りいただいた端末の着荷が確認でき次第、弊社より代替機をお送りいたします。
※代替機の送料・返送料はお客様負担となります。
このように通信制限がかかると、代替機を得るためには端末を送る必要があり送料が自己負担になります。
代替機の請求も19日以降から可能なため月の前半で制限がかかると何日も待たないといけなくなります。
また制限がかかった端末が到着後に代替機が送られるためいずれにしても端末自体手元にない時間ができてしまうということです。
極力通信制限はかからないようにしたいですね。
WiMAXの通信速度制限の方がラク?
WiMAX2+のギガ放題にも通信速度制限があります。
3日間で10GBを超えると翌日制限がかかります。10GBを超えて通信制限が課されても最大1Mbpsまで速度が出るため中程度の画質の動画なら見れるレベルです。
また制限時間帯も翌日の18時から2時までと短いのもポイントです。
FujiWifiのように代替機の申請などしなくても良い点はラクといえます。
Fuji WiFiとWiMAX2+どっちがいい?
短期間の利用であればFuji WiFi一択となりそうです。
ただ料金面を考えるとWiMAXの方が安く、短期で契約を終了する理由がなければWiMAX2+がおすすめです。