楽天モバイルもDMMモバイルも低料金&サービス充実の人気の格安SIM MVNOです。
両社の長所と短所を徹底比較してみました。どちらがご自身に合うMVNOなのかこの記事から見極めることができます。
ざっくり言うと楽天モバイルは通話SIMを考えている方におすすめで、DMMモバイルはデータ通信環境を充実させたい方におすすめです。
両MVNOの特徴
楽天モバイルの方は5分間かけ放題というオプションサービスがあり、通話をたくさんする方には必須サービスとなっています。
また楽天モバイルには「コミコミプラン」という、
スマホ+通話SIM+データ通信+5分間かけ放題オプション
がセットになって月額1880円~利用できるプランもあります。
一方DMMモバイルはデータ通信のコースが豊富で月に10GBを越える大量通信にも対応しています。
またデータ通信に関係した付加的なサービスが充実しています。
一例として高速通信のデータ残量を翌月に繰り越せたりSIMカードを複数枚持って複数の端末にSIMを入れて使ったり家族でシェアしたりできます。
このように通話SIMなら楽天モバイル、データ通信ならDMMモバイルと、両社のサービスの特長は割とはっきり異なっているので
楽天モバイルとDMMモバイルの共通点
両MVNOの最安プランは楽天モバイルが月額525円から、DMMモバイルは440円からとなっていおり料金設定はどちらも他のMVNOと比較して低価格となっています。
DMMモバイルの方がやや楽天モバイルより安くなっていますが大差はありません。
またどちらもドコモ回線を使っており通信環境も同レベルです。
次に両MVNOの特徴をさらに掘り下げていきたいと思います。
楽天モバイルはかけ放題サービスが充実
楽天モバイルのかけ放題オプションは月額850円で5分以内の国内通話が何度でも無料になります。
DMMモバイルには通話SIMサービスはありますが通話料が無料になる楽天のようなサービスは無いので緊急時やたまにしか通話しない方向けです。
またコミコミプランなら月額2千円以下でスマホとデータ通信とかけ放題を手に入れることができます。
コミコミプランとは
楽天モバイルが用意する「コミコミプラン」とは通話SIMと端末と高速データ通信(2GBまたは4GB)に加え5分間かけ放題オプションがセットになったプランです。
通話をたくさんする方、かけ放題プランを利用しようと考えている方は要チェックです。
料金プランは3タイプ用意されています。
コミコミプランS:月額1880円~で高速通信2GB
コミコミプランM:月額2480円~で高速通信2GB
コミコミプランL:月額2980円~で高速通信4GB
SMLのサービスの違いについてですが、SMLごとに提供される端末が異なります。
最安のSだと高スペックではないが最低限のレベルは満たす格安スマホ、MとLは高スペック格安スマホになります。
とにかく格安で使いたい、ネットが使えればスペックは問わないという方はSプラン、高スペック・高機能で使いたい方はMやLプランがおすすめです。
コミコミプランはどのくらい得なのか
例えば高速通信が全くついていないベーシックプランだと5分かけ放題オプション込みで月額2100円となります。
コミコミプランSはそれよりも安い月額1880円でスマホと2GBの高速データ通信も付いてくるのでかなり安いですね。
相当お得に見えるコミコミプランですが、条件もあります。
コミコミプランを考えている方は以下のコミコミプランのポイントを抑えておいてください。
コミコミプランのチェックポイント
気を付けたい点として2年目からは月額料金が変わることと、24か月の縛りがある点です。コミコミプランではない通常のプランだと通話SIMは12か月のみの縛りです。
2年目の料金はSプランが2980円、Mプランが3480円、Lプランは3980円です。
2年目のコミコミプランの料金は通常のプラン料金と比較して割安感はなくなり、同等レベルになります。
なので考え方としては、コミコミプランは最初の1年格安でかけ放題が利用できるプランとみなすことができるでしょう。
長期的に使う方でかけ放題プラン必須の方にはお得なプランであることは間違いありません。
楽天ポイントで支払えるのも特徴
楽天モバイルのもう一つの特徴は楽天ポイント(楽天スーパーポイント)で料金の支払いができるという点です。
このあたりは楽天グループの強みですね。
楽天ポイントがたくさん貯まっている方や楽天でよく買い物をする方にはお得です。
楽天ポイントで支払えるのは基本使用料と端末の一括払いです。全てを支払えるわけではありません。
端末を分割払いする際や5分かけ放題オプションはポイントでの支払いができません。
このように通話SIMなら楽天モバイルがおすすめです。
データ通信においてはDMMモバイルがサービス豊富
DMMモバイルはデータ通信関連のサービスが充実しています。
データ通信を楽しみたいという方は要チェックです。
そう言える理由の一つはDMMモバイルは高速通信時にいわゆる3日間制限がないという点です。3日間制限とは3日間のデータ通信量が規定値を超えた場合その後高速通信ができなくなる仕組みです。
楽天モバイルは3日間制限が存在します。
3日間で3.1GBプランは540MBを越えた場合、5GBプランは1GB超えた場合、また10GBプランは1.7GBを超えた場合一定期間高速通信が制限されてしまいます。
これは毎日ムラなく高速通信を抑えて使う方にはあまり問題無いのですが、例えば週末だけ動画をたくさん見るという方など短時間で大量のデータ通信をする方にはおすすめできません。
3日間制限自体は楽天モバイルだけでなく格安SIM MVNOのほとんどが採用しているルールなので、DMMモバイルは3日制限のない数少ないMVNOと言えるでしょう。
またDMMモバイルにはシェアコースという一つの契約で複数のSIMを使えるというサービスがあります。
DMMモバイルのシェアコースメリットデメリット
シェアコースは一つの契約で最大3枚までSIMを持つことができ、それら複数のSIMで高速データ通信をシェアすることができます。
それらのSIMを家族でシェアするなどすれば通信費を大幅に安くすることや、モバイル通信環境を便利にすることも可能です。
例えばSIMカード1枚のシングルコースの2GBの月額が770円となっていますが家族3人で使う場合月額の合計が2310円となります。
これをシェアコースの8GBに置き換えると月額1980円で済ませることができます。
またシェアコースであれば複数モバイル機器を持っている場合も便利です。例えばSIMカードが入るセルラータイプのiPadとiPhoneをよく持ち歩く場合などに両端末にSIMカードを入れることができるのでいちいちテザリングをする手間が省けます。
シェアコースのポイント
DMMモバイルの場合シェアコースは8GB以上が対象となっています。
ラインナップは8GB、10GB、15GB、20GBです。
SIMカードの種類(データSIMと通話SIM)も自由に組み合わせることができます。
データSIMのみを複数枚持つこともできますし通話SIMとデータSIMの組み合わせ、通話SIMのみでも複数枚持つことができるのでシチュエーションに合わせて選択することができます。
シェアコースの場合は文字通り通信量をシェアすることになるので、誰かが大量に高速データ通信を消費してしまうとそのしわ寄せが別の人にも影響が及びます。
自由に高速データを使いたい場合は他の人とのシェアはおすすめしません。
このようにシェアコースは自分だけで使う方法もありますし
補足ですがシングルコース契約後にシェアコースに移行する場合SIMカード1枚発行につき3000円かかってしまいます。
一方で公式サイトで最初からシェアコースを申し込むなら2枚でも3枚でもカード発行手数料的なものは発生しません。