
WiMAX2+に対応した新型モバイルルーターNAD11(NECアクセステクニカ製)はHWD14とどのように違うのか比較をまとめてみました。
NAD11とHWD14のどちらを使うか検討している方のお役に立てればと思います。
機能面の違い
NAD11にはHWD14には無い以下の機能が備わっています。
■WiMAXハイパワー
■有線LANポート拡張機能(クレードルというオプションが必要)
上記2つの機能はWiMAXユーザーから強く要望が出ていた点で、NECはそれらをしっかり抑えたモデルを出しました。
WiMAXハイパワー機能とはWiMAX電波が弱い場所でも安定した接続を維持するのを助ける機能です。
NAD11には別売オプション(MVNOによっては無料)として「クレードル」という充電台があり、そこには有線LANポートが接続できるようになっています。
この拡張機能によりモバイルルーターを外に持ち歩くだけでなくホームルーター的な活用もできるようになります。
NAD11に無い機能
一方HWD14にはあってNAD11には無い主要な機能もあります。
NAD11は「au 4G LTE」に非対応です。
au 4G LTEは有料オプション(2014年7月までは無料)なのと一定通信量を超えた際に通信速度制限(月間7GB、3日間1GB)がかかります。
WiMAX2+とWiMAXがあれば充分という方には必要ないでしょう。
操作面の違い
NAD11とHWD14は操作面のスタイルが異なるといえます。
NAD11は本体に小さな小窓が付いているシンプルなデザインで、細かな設定はスマホやタブレットのアプリを使ってリモートコントロールします。
一方でHWD14はタッチパネルを採用しており、モードの切り替えや細かい設定をモバイルルーター本体でも操作できます。またスマホやタブレットなどからのリモートコントロールにも対応しています。
その他の違い
Wi-Fi規格
■NAD11 802.11ac 次世代の新規格
■HWD14 802.11n 現行の一般的な規格
ワイヤレス充電Qi(チー)
■NAD11 非対応
■HWD14 対応
バッテリー交換
■NAD11 可能
■HWD14 不可
バッテリー(WiMAX2+連続通信時間)
■NAD11 420分(7時間)
■HWD14 540分(9時間)
重さ
■NAD11 81g(単三電池4本分〔約92g〕くらいの重さ)
■HWD14 140g(単三電池6本分〔約138g〕くらいの重さ)
本体サイズ(幅×高さ×厚さ)
■NAD11 約65×109×8.2mm
■HWD14 約62×100×15.5mm
NAD11は薄型&軽量のためバッテリー使用時間がHWD14よりも短いです。とはいえ1日使う分には充分なレベルかもしれません。
またNAD11はモバイルルーターには珍しくバッテリーを交換することができます。別売のバッテリーパックを利用することで長時間の利用にも対応できる仕様になっています。
【まとめ】おすすめはどっち?
NAD11はWiMAXハイパワーに対応しているため、WiMAX2+だけでなくWiMAXもしっかり利用する方にはおすすめです。
また有線LANを使いたいという方にはNAD11一択です。
NAD11の注意点としては有料オプションのau 4G LTEが使えないことです。WiMAX2+とWiMAXだけを利用すると割り切って使う方向けです。