今回は「LINE MOBILE」の通話かけ放題サービスを検証してみました。

基本サービス内容

LINEアプリで有名な「LINE MOBILE」が提供するかけ放題はこのような内容です。
サービス名:10分電話かけ放題オプション
月額料金:880円
サービス内容:10分以内の国内通話は、何度かけても月額880円です。

3チェックポイント

MVNOが提供するかけ放題を選ぶ際に是非ともチェックして頂きたいポイントが少なくとも3つあります。
そのポイントに沿って「LINE MOBILE」のかけ放題をチェックした結果は以下の通りです。

サービス超過後の通話料:10円/30秒
通話品質:電話回線
アプリ:あり

サービス超過後の通話料

10分超過後も10円/30秒で通話が可能です。
参考として、一般的にこの価格は20円/30秒が普通、それ以上は割高という感じになっています。

通話品質

通話品質は使用状況に左右されるものの、最近気をつけたいのはIP回線を使ったかけ放題です。低価格で利用はできるものの通話品質が不安定とする評判もあります。

「LINE MOBILE」のかけ放題はドコモの電話回線を使用していますから、日本中どこでも通話品質の不安はありません。

発信用アプリ

かけ放題サービスは自動で発動するわけではなく、専用番号からの発信が必要でLINE MOBILEの場合(0035-45)です。
1回1回これを打つのはかなり面倒ですが、「いつでも電話」というアプリを一度インストールしてしまえば、あとはそのアプリからの発信だけで済みます。

縛り

追加ポイントですが、通話SIMを選ぶ上で絶対にチェックしておきたいポイントが最低利用期間とそれに伴う解約手数料です。
いわゆる「縛り」というものです。
かけ放題サービスは「通話SIM」のオプションですので当然チェックすべきポイントです。

LINEは12ヶ月以内の解約に9800円の手数料となっています。

この縛りは「ややキツめ」です。

LINEのかけ放題を他MVNOと比較

LINEかけ放題のメリットや弱点を理解するために他のMVNOの同等サービスと比較してみます。

まずは純粋比較として『料金とサービス内容』を比較し、その後『そのほかのチェックポイント』に基づいて総合比較をしてみます。

純粋比較

まずはLINEそのもののサービス内容を確認しましょう。

LINEのかけ放題を最安で使いたい場合、月額料金は2080円!です。
内訳は、最安通話プランとして1GBのデータが使えて月額1200円、そこにかけ放題880円が加わり合計2080円となります。

この他にも3GB、5GB、7GB、10GBと選べるプランも豊富です。
プランが多いというのはMVNOにとっては大きな武器です!

最初にLINEのスーパーストロングポイントをお知らせしますが、それはLINE間のやりとりはデータを消費しないということです。

そして比較開始の前にもう一点押さえておきたいのが、実は業界内に「10分かけ放題」を用意している会社はまだ多くないんです。
それで、比較が分かりやすくなるように、多くの会社が採用している「3GB付属プラン」というカテゴリーで比較して行きます。

LINEは3GBプラン以上はinstagramもデータを消費しませんこれも超おすすめストロングポイントです。

これらのポイントはこの後にお知らせする「料金比較」とは別のメリットですので是非覚えておかれてください!
LINEやりとりやinstagramの使用頻度の高い方には特別魅力的なMVNOです!

では比較開始です。
LINEのかけ放題に3GBを付属させる場合、月額料金は2570円!という情報を押さえながら比較していきます。

このクラスの王者は、NUROモバイルです。
データ3GBに10分かけ放題、もちろん通話SIMで月額2400円というサービスです。
LINEよりかなり安いです。

そこに2位としてIIJmio とhttp://simterminal.net/nifmo-uc10/がありサービスは全く同じ以下の内容です。

10分のかけ放題にデータ3GBで月額2430円です。

その他ですとOCNモバイルがあります。

3GBのデータ、プラス10分かけ放題で月額2650円

こうなると、LINEの方が安くなりますね。

サービス総合比較

では、その他のチェックポイントですが、今回の比較に上がったNURO、IIJmio、OCN、NifMoは、記事冒頭であげた3チェックポイントは全てクリアー済みです。

つまりサービス超過後の通話料、通話品質、そして発信アプリ3ポイントとも4社はバッチリクリアーしています。

「縛り」も見てみましょう。
IIJmio、NUROは解約手数料設定は『12000円ー契約経過月数×1000円』という少し変わった形態です。
契約から1ヶ月経過する毎に請求金額が1000円ずつ減少し、一年利用すれば縛りは無くなると言うシステムです。
とても良心的なシステムだと言えます。

そしてOCNとNifMoが『6ヶ月以内の解約に8000円の違約金』となっています。

「縛り」だけを比較した場合、NUROとIIJmioは契約後5、6ヶ月目の解約はお得、それ以外の月での解約はNifMoとOCNがお得ということになります。

こうして見てみると12ヶ月以内の解約に9800円という「LINEの縛りはキツめだ」と冒頭で述べた理由がお分かりいただけると思います。

LINEの10分かけ放題ー総評

こうして比較した結果浮き彫りになったLINEの弱点は「金額」と「縛り」です。

月額料金はさらに安価なMVNOがありますし、解約手数料に関してもさらにお得なMVNOがありました。
LINEはトップ集団から少し遅れた第2集団を走行中という感は否めません。

とはいえ今や誰もが知る「LINE」という名前に恥じない強力なセールスポイントがありました。

普段の生活で「instagram」や「Facebook」を多用される方、何より「LINE中心」の生活を送っている方などは間違いなくLINE mobileの10分かけ放題がお得と言えます。

くれぐれも間違えないで頂きたいのは1GBプランではカウントフリーはLINE同士のやりとりにしか適用されません!
「instagramやFacebookのデータが消費されないのは3GBプランより上のプランからです!」

いかがでしたか?
10分間もかけ放題できるならかなり話し込めますね。
是非、皆さんにぴったりの格安SIMを見つけて10分かけ放題ライフをお楽しみください!