仮想通貨の取引所が必要なのはナゼ?取引所はどうやって成り立っているの?優良取引所を見分けるポイントは?
初めての仮想通貨投資は最初分からないことだらけですね。
私もそうでした。
ここでは仮想通貨取引所に関して抱くソボクな疑問を解説していきたいと思います。
仮想通貨取引所の仕組み
そもそも仮想通貨の売買において取引所が存在するのはなぜでしょうか。
簡単に言うと「あると便利だから」です。
骨董品市を例にとって考えてみます。
骨董品市が開催されるのはなぜでしょうか。それは骨董品を売りたい人と買いたい人がいるからです。
骨董品市がなくても売買ができないわけではありませんが、こうした場があれば売る側も買う側もメリットがたくさんありますよね。
仮想通貨取引所も同じで、仮想通過を売りたい人、買いたい人、その両方をしたい人がたくさんいるためその仲介所として機能しています。
そして取引所は売買した人から売買手数料をとって利益を得ています。
どのようにして価格が決まるのか
仮想通貨や投資に興味のある方なら誰でも価格の変動チャートを見たことがあると思います。
仮想通貨の価値が変動するのはどのような仕組みになっているのでしょうか。
これは買いたい人と売りたい人との関係で成り立ちます。
どちらも自分で買いたい金額又は売りたい金額を提示することができます。
売りたい人はできるだけ高く売りたい、買いたい人はできるだけ安く買いたいという心理が働くため両者の提示する金額は異なってきます。
さらにこの中には今すぐ売りたい又は買いたいという人もいるため、いつまでもそれぞれの金額を譲らないわけではなくそれぞれの金額は自然と歩みより売買が成立していきます。
また、売りたい人の量と買いたい人の量が常に5対5というわけではないため、買いたい人の量が売りたい人の量を上回れば売ってくれる人を求めて値段は高くなっていきますし、その逆になれば値段は下がっていきます。
この値の変動についてはくこちらのブログでとても分かりやすく説明されていました。
取引所ごとの価格は異なる
このように取引所ごとに値段は決まるため、同じ通貨でも取引所間で値段が異なります。
といっても常時大勢の人が仮想通貨売買を行っているため値動きはどの取引所でもだいたい同じになります。
それでも取引所間で数パーセント程度の価格差が出ることがあります。
こうした取引所ごとの価格差を使って利益を得る手法をアービトラージ(裁定取引)といいます。
法定通貨では価格差がほとんど出ないのでアービトラージは不向きですが、仮想通貨はこうした手法も今は使うことができます。
続いてはどんな取引所を選ぶべきか選ぶポイントを解説していきます。
仮想通貨取引所の選び方
取引所を選ぶにあたり以下の点をチェックしましょう。
★販売か取引か
★手数料の安さ
★取引通貨の豊富さ
★取引量(=人気)の高さ
★安全性
販売か取引か
仮想通貨取引所が提供している売買方法は「販売」と「取引」の2種類あります。
どちらか一つしか提供していない取引所もあれば、2種類用意している取引所もあります。
「販売」または販売所の場合は取引所自体が仮想通貨を売ったり買い取ったりしています。
一方「取引」の場合は取引所でトレードしている参加者同士で仮想通貨の売買を行います。
安く買い高く売りたい場合は断然取引形式で売買する方がいいです。
販売のメリットは画面が見やすいので投資をしたことがない方でも購入または売却しやすい?という点でしょうか。
正直取引形式でも見やすい画面を提供している取引所はたくさんあるので、販売形式にメリットはほぼ皆無だと思います。
取引形式の主な取引所:ビットフライヤー、ザイフ、コインエクスチェンジ、ビットバンク
販売形式の主な取引所:GMOコイン
手数料の安さ
仮想通貨を売買する際や別の取引所に送金する場合に手数料がかかります。
この手数料の高さは取引所に異なります。
一つの通貨を購入してずっと持っていたい場合などはあまり気にする必要の無い点ですが、デイトレードなど頻繁に売買を繰り返す場合は手数料の安い取引所が有利です。
国内の主な取引所の手数料は以下の通りです。
■ザイフ(Zaif)
■ビットフライヤー(bitFlyer)
■コインエクスチェンジ(QUOINEX)
■ビットバンク(Bitbank)
取引量(=人気)の高さ
取引量(=人気)の高い仮想通貨取引所を選ぶのも一つのポイントです。
取引量が多いほど売買がすぐに成立しやすくなります。
国内での取引量が多い取引所の代表例は「ビットフライヤー」です。
安全性
仮想通貨取引所選びで大切な点の一つは安全要素の多い取引所を使うということです。
これまでもマウントゴックスやコインチェックなど、取引所がハッキングされて仮想通貨が流出する事件がありました。
絶対に安全な取引所はありませんが、リスクのある取引所よりも安全管理基準の高い取引所を使いたいですよね。
まずは国内取引所の中でも金融庁に登録された取引所の中から選ぶのがおすすめです。
特にビットフライヤーは保険会社2社と契約しており、安心材料は多いといえます。