月間の高速通信が7GBできる格安SIM MVNOを比較してみました。

7GBですと高画質動画が数時間は見れるため、スマホで高画質動画をそこそこ見る方やテザリングしてパソコンやタブレットでもネットをする方におすすめのプランです。
まずは単純に金額面から比較してみますが、細かい制限や、縛りなどを考慮してご自分にぴったりのMVNOを見つけてください。

7GBプランがあるMVNO一覧

MVNO 容量 月額 3日制限
nuroモバイル 7GB 1700円
(2400円)
有り
DMMモバイル 7GB 1860円
(2560円)
無し
イオンモバイル 8GB 1980円
(2680円)
無し
LINEモバイル 7GB 2300円
(2880円)
無し
とくとくBB SIM 7GB 1854円
(-)
1GB
wonderlink 7GB 1870円 無し
もしもシークス 7.5GB 2780円
(3380円)
無し
インターリンクSIM 7GB 2350円
(-)
1.2GB

※月額はデータSIM料金と、( )内は音声通話SIM料金になります。

7GBクラスの選び方ポイント

上記の表はざっくりとお得な順に並べています。

7GBは大方のMVNOでデータSIMは月額2千円前後、通話SIMで3千円以内程度で利用することができます。

3日間の通信量制限に関してはMVNOごとにマチマチですが多くが「無し」か、あったとしても緩い制限となっています。

少しでも安く利用するならnuroモバイルが最安になります。3日間制限を全く気にしたくない場合はDMMモバイルが格安で利用することができます。

nuroモバイル 7GB

nuroモバイルの7GBプランは業界最安クラスとなっています。

■月額
データSIM:1700円
SMSつき:1850円
通話SIM:2400円

nuroモバイルの3日間制限については公式サイトで以下のように書かれています。

※ 当日を含む3日間の合計データ通信量が、規定値を超えた場合当該SIMカードを使った通信の速度を制限する場合があります。通信速度制限は、翌深夜~朝方に解除いたします。

具体的な数値は公表されていません。プランごとに速度制限をかける値が異なるようです。

制限がかかっても最初の数秒は高速通信になる「初速バースト」が行われるため、ツイッターなど軽いウェブサイトの読み込みは問題ないかもしれません。

nuroモバイルの7GBプランはお金はかけたくないけど月7GBは使うという方におすすめです。
ただ通信速度制限が割と厳しい可能性もあり、一時的に大量のデータ通信を行う使い方よりは一定のデータ通信容量をコンスタントに使うような場合に特におすすめです。

また低速切り替えには対応していないため、高速通信を少しでも節約したい方向けではありません。

DMMmoboile「シングルコース7GB」

各プランはこのようになっています。

●データSIM:1860円
●音声SIM:2560円

3日間データ使用制限もありませんし、格安で利用できるおすすめMVNOです。

使い過ぎの時はバースト機能やリチャージサービス100MB/200円、容量が余った際は翌月へ繰り越されるなどサービス面でもかなり充実しています。

イオンモバイル 8GB

イオンモバイルは7GBプランはなく8GBですが、他社MVNOの7GBレベルの料金のためランキングに入れてみました。

8GBでデータSIMは1980円と2千円を切っていて7GB最安には及びませんがかなり安く、他社MVNOよりも1GB多く使えるのがお得です。

高速通信においては3日間の容量制限はありませんが低速200kbps通信時は3日間で366MBを超えるとさらなる低速に制限されてしまいます。

イオンモバイルは7GBだと足りないか不安な方や高速通信をお得に利用したい方におすすめです。

LINEモバイル

LINEモバイルの7GBプランはDMMモバイルやnuroモバイルよりも月額料金が高めです。

メリットはnuroモバイルと違って3日間の容量超過による通信速度制限がかからないという点です。

またLINEモバイルの7GBプランにはカウントフリーサービスが含まれ、LINEの他に、インスタグラム、ツイッター、フェイスブックの利用時は7GBから減らさずに高速通信ができるメリットがあります。

特にインスタは画像の容量を喰います。よく使うという方は月に数ギガバイト消費する場合もあるでしょう。

こうしたSNSを利用する方にはおすすめのMVNOです。

またLINEモバイルは実際の通信速度も速いと評判です。(私もLINEモバイルを使ってみて遅いと感じませんでした)

とくとくBB「シングルプラン7GB」

DMMが業界最安値なのですが、とくとくBB はポイントを使うとそれ以上に安くなります。

●データSIM:1900円
●データSIM SMS付:2050円
●音声SIM:現在サービスはありません。

ポイントは毎月約50円分付きますので、利用開始翌月よりポイント利用で1854円になり、DMMを抑えて業界トップとなります。
容量のチャージも100MB/190円は魅力的な料金設定です。WiFiサービスも全国で利用できるのでとにかく安く利用したい方にはお勧めです。

パナソニックの通信サービスWonderlink LTEも低価格で7GBのデータSIMを提供しています。

●データSIM:1870円
●データSIM SMS付:現在サービスはありません。
●音声SIM:現在サービスはありません。

しかし注意点として、3日間で336MBを超えてデータを使用すると速度制限をかけられてしまうことがあるようです。平均的にデータを使う方は問題ないかもしれませんが、例えば週末だけたくさん動画を見るなど、1ヶ月のうち局所的にデータをたくさん使用する方は注意が必要です。

同じ7GBのデータSIMに、月額2480円を支払うと1日のデータ使用制限が1GBに上がり、仮にその量を超過した場合の制限速度も700Mbsとすることができるプランがあります。

Wonderlinkには、音声SIMやSMS機能はありませんので、ネットをよく利用される方に特にお勧めのMVNOです。

インターリンク

インターリンクの7GBの月額料金は以下の通りです。

データSIM:2350円
通話SIM:2586円

インターリンクの7GBプランは料金は他のMVNOと比較すると割高になります。またデータSIMのみの提供で音声通話SIMのサービスは提供されていません。
3日間制限は1.2GBとなっており、厳しくはありませんが短期間で大量の高速データ通信をする方には不向きかもしれません。

高速通信のオンオフ切り替え機能はついているため高速通信の節約が可能です。

またインターリンクは格安SIMを含めモバイルインターネットサービス業界の中では数少ない、固定IPを提供しているMVNOです。

一般的にはなじみのない、また多くの人にとっては使う機会が無いものですが、固定IPが必須なシステムを利用したい方には貴重なMVNOといえます。

少しプランを変えて見ると

そもそも7GBというのは月のデータ消費がまあまあ多めのかた用のプランです。そこで、データを思い切って「使い放題」にしてみたらどうなるでしょうか?

例えば、「DTi SIM」にはデータ使い放題で月額2200円というプランがあります。データの利用制限に関しては「使用量が著しい場合には制限も有りうる」というかなり曖昧な設定です。

それでも、上で考えたようなMVNOの月額料金に300円ほどをプラスするだけで制限を全く気にしなくて良くなるというのは、かなりデータを利用する方にとってはご検討の価値が十分にあると思います。

あるいは、7GBではなくて、月のデータ量は6GBでも良いということであればどうなるでしょうか?
例えば
●イオンモバイル:1480円
●IIJmio:1520円
の月額料金で、それぞれ6GBのデータSIMが提供されています。

これだけ多くの種類のサービスがあるということは、ある程度ご自分のデータ利用状況がわかっている方は、少しでもご自分の利用状況に合わせたプランを選んだ方が、出費も、余計な気の使い過ぎも減らせるということです。

さて、皆さんにぴったりのMVNOが見つかりましたでしょうか?